大化改新







天慶(てんぎょう)の乱で下野(しもつけ)の押(おう)領使(りょうし)藤原(ふじわらの)秀郷(ひでさと)、平(たいらの)国(くに)香(か)の子(こ)定盛(さだもり)によって父平将門(たいらのまさかど)を討たれた五月(さつき)姫(ひめ)は、父の無念(むねん)を晴らさんと貴船(きふね)の社(やしろ)に祈願(きがん)をかける。 そして満願(まんがん)の日貴船(きふね)の神(かみ)の荒魂(あらたま)により妖術(ようじゅつ)を授(さず)かり、名を滝夜叉姫と改め、父の故郷である下総(しもふさ)は相馬(そうま)の城へと立ち帰る。 滝夜叉姫(たきやしゃひめ)は、あまたの手下をかりあつめ、朝命(ちょうめい)に背き、天下に災いをなすようになった。 時の朝廷は大宅中将光圀(おおやのちゅうじょうみつくに)に滝(たき)夜叉(やしゃ)姫(ひめ)の征伐(せいばつ)を命じ、大宅中将光圀(おおやのちゅうじょうみつくに)は陰陽(おんよう)の術を持って立ち向い、壮絶な戦いの末滝夜叉姫を成敗する。