鈴鹿山







鎮守将軍坂上田村麻呂は、第50代桓武天皇の勅命を受け、摂州鈴鹿山の鬼人征伐に向かう。
鬼人の頭犬神丸は、手下夜叉丸を和田の里に遣わし、和田翁の娘あやめ姫をとりさらう。
折しも鈴鹿に向かう途中の田村麻呂によって、あやめ姫は助けられる。夜叉丸は立ち会いの後力及ばず、田村麻呂の家来になり、鬼人の住む岩屋に導き、合戦のすえめでたく犬神丸を征伐する。