唐熊童子・茨城童子ら多数の手下を従えて、丹波の国大江山にたてこもる悪鬼の大将、酒呑童子は、都や付近の村里へ出没しては暴れ回っていた。
時の帝、一条天皇は、武勇の誉れ高い源の頼光にこれの征伐を命じられた。勅命を受けた頼光は、坂田金時・渡辺綱ら四天王を引き連れ、山伏修験者に返送して大江山へ向かった。山中で出くわした草刈農夫の栗木又次郎や、童子の手下に監禁されていた紅葉姫に案内させ、童子らの岩屋をつきとめ、ついに鬼人を征伐する。