弟「素戔鳴尊」の度重なる悪事に怒られた「天照大神」は、たまりかねて天の岩戸に閉じこもられた。
このため一度に光を失い、この世は暗闇と化し、悪人どもがはびこり、良民は嘆き悲しんだ。
みかねた「天児屋根尊」は、「天太玉尊」に命じて大神が岩戸から出てもらうよういろいろと案をめぐらすが、岩戸は開く気配がない。
そこで「天宇津女尊」が千代の神楽を舞って一層華やかさをあおった。
岩戸の脇には力自慢の「天手力男尊」が待っていて一瞬のすきをみて岩戸を開く。